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家づくり研究室

【間取り】家族の団らんはダイニングで。ダイニング中心の家づくり

こんにちは。私の名はティール教授。当研究室へようこそ。今日も私の研究課題である家づくりについて話していきましょう。

家族が集まって団らんできるスペースは家づくりのなかでもとくに重要で、そのひとつとしてまず挙げられるのがリビングです。くつろぐ場所であるリビングは確かに団らんに適していますが、実は年齢を重ねるうちに団らんの場所はダイニングへと移ります。そのため、リビングよりもダイニングを優先した家づくりのほうが合理的といえます。



今回はそんなダイニング中心の家づくりついてお伝えします。ぜひ、満足度の高いリビングダイニングの実現にお役立てください。

[目次]

1.家族が集まる場所はリビングからダイニングへと変化する

2.ダイニングテーブルは大きめが正解

3.家は大きくなくていい

4.ダイニングは家の中心になれる



家族が集まる場所はリビングからダイニングへと変化する

団らんする場所は家族の年齢によって変わります。例えばこどもが幼いとき。リビングで遊ぶこどもを対面キッチンから見守ったり、リビングでこどもと一緒に過ごしたり。こどもが幼いと、ダイニングよりもリビングで過ごす時間が長い傾向にあります。



しかし、こどもが成長するにつれて、家族が集う場所は徐々にリビングからダイニングへと移ります。小学生になるとダイニングテーブルで勉強をしたり、中学生以降はダイニングで食事をした後は自室で過ごすようになり、リビングで親と一緒に過ごす機会は減ります。こどもが大学生や社会人になって一人暮らしを始めた後は、帰省したときにダイニングでゆっくりと食事をとりながら団らんする、というような過ごし方に変化します。



リビングが生活の中心にあるのはこどもが生まれて10年程度で、こどもが大きくなると生活の中心はダイニングに。幼いこどもがいてこれから家を建てるという方は、想像よりも早くそのタイミングが訪れると考えておきましょう。



ダイニングテーブルは大きめが正解

ダイニングに欠かせないダイニングテーブル。こどもが幼いときは、ダイニングテーブルは4人家族なら4人掛けというように人数に合わせた大きさで十分余裕があります。しかし、こどもの成長は早く、とくに男の子は中学生を超えると大人ほどの体格になりますし、食事に使用するお皿が大きくなり枚数も増えます。外食の際、テーブルの狭さにストレスを感じた経験は誰しもあるのでは。ゆったりと食事を楽しむなら、大きさに余裕のあるテーブルを購入することをおすすめします。



また、ダイニングテーブルは食事に限らずさまざまなシーンで使われます。リビングではなく、ダイニングテーブルでこどもは勉強、大人はパソコン作業をしている家庭も多いのではないでしょうか。デスクワークの場も兼ねているなら、大きいテーブルを選ぶほうが実用的でしょう。



家は大きくなくていい

大きいほうが便利なダイニングテーブルに対して、家自体は小さめがおすすめ。大きい家は維持するにも暮らしていくにもコストがかかりますし、掃除の手間も大きくなるため、年齢を重ねると小さめの家がちょうどよくなります。狭小住宅も増えていますから、なおのことリビングよりもダイニングを優先した家づくりのほうが合理的です。



もし、予算や敷地に余裕がある場合は、ダイニングとリビングを独立させてそれぞれ充実したスペースにするという手もありますが、これらよりもサニタリーや土間、ごみ置き場などにスペースを割くほうが使い勝手や暮らしやすさが向上するでしょう。



ダイニングは家の中心になれる

こどもの成長に伴ってダイニングへと移る団らんの場。こどもが独立して家を出た後も、大人の団らんは食事をとりながら、お酒やお茶を飲みながらと、ダイニングを中心におこなわれます。極端かもしれませんが、リビングは添え物程度でも困ることはないのです。



また、ダイニングにはキッチンが隣接している場合が多く、キッチンで家事をする人が孤立しにくいというメリットもあります。
間取りを考える際には、ぜひ「ダイニングを中心とした視点」をもって取り組んでみてください。



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