背景には、新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、自宅でのテレワークが加速したことや、住まいの整備に関心が高まり、戸建て住宅の需要が高まったこともあると考えられています。ですから、ウッドショック発生直後は、アメリカなどの住宅需要が落ち着けば、木材価格は下落すると考えられていました。
しかしウッドショック発生後、1年が経過しようとする現在でも、木材価格は下落する様子はありません。一部では、アメリカの木材先物価格が一時下落したため、その時期の木材が輸入される頃には、ある程度の水準まで価格が下がり、落ち着くのではないかと言われていますが、現実にはそうなっていません。
