昭和や平成までは、大手ハウスメーカーや住宅会社、工務店の設計者の頭の中は、家にバルコニーがあるのは当たり前という前提で間取りが作られていました。おそらくお施主さまの頭の中も、ほぼ同じだったと思います。しかし時代は変わり、空気中に人体へ影響のあるさまざまな物質が浮遊していることが知られ、洗濯物や布団を外で干すこと自体を躊躇する人も多くなってきました。
そもそもバルコニーは、家に必ずしも必要な物という訳ではありません。皆さんがもしこれから間取りを検討していくのであれば、バルコニーがある前提で考え始めるのではなく、一度、頭の中をリセットして、バルコニーは本当に必要なのか、不要なのかを検討するところから始めてみてはいかがでしょうか。
