木材の高騰
そもそも住宅価格高騰の一番の要因はウッドショックと呼ばれる木材価格の高騰が挙げられます。
日本の住宅業界を支える材木は長年輸入を頼りにしてきました。そんな中、2020年新型コロナウイルスの影響により、アメリカでは住宅建設が一時期落ち込みましたが、2020年5月のロックダウン解除後から、住宅建築需要が増加し、住宅建築許可件数は前年より高い水準を維持しています。
アメリカではリモートワークで自宅にこもるようになった市民が住宅を郊外に新しく購入したり、リフォームを行ったりする流れが進み、ここ数年ではアメリカの住宅建築需要が伸びており、特に2020年後半には例年の水準を大きく上回る需要がみられます。
もともと、虫害や山火事等で原料が不足しており、コロナで製材所の休業を余儀なくされた中にその動きが加わり、世界では建築用木材需要増の結果、木材価格高騰が引き起こされています。
そして現在、その影響が日本にも及んでいます。
