家づくりもその中の一つで、土地購入や家づくりをしたいと考える人は多いですが、ご夫婦やご家族のおかれた環境や仕事、経済的な側面、子どもの成長などが複雑に絡み合い、人生の中でご家族が揃って家づくりを進めようを思えるタイミングは、そう何度もおとずれません。
今回、ご相談をいただいたご夫婦もそうですが、結婚されたばかりの頃、一度、家づくりについて本格的に考えた時期があったそうです。しかし、ほどなくしてご主人の転勤が決まり、一度は関東の方へ引っ越しをされたとのこと。当時はお子さまもおられず、動きやすかったこともあり、単身赴任ではなくご夫婦で引っ越しをしたそうです。
数年が経ち、ご長男が生まれた頃にも家づくりを考えたこともあったそうですが、ご実家が滋賀にあることや、まだ転勤の可能性も十分にあったことから断念。
その後、九州地方と中国地方への転機を経て、一昨年に滋賀へ戻ってこられたそうです。その間も、家づくりへの思いは持ち続けていたものの、転勤やお子さまの入園や卒園、小学校入学などもあり、何かと落ち着かず、じっくりと家づくりを検討することが出来なかったそうです。
そしてやっと出身地の滋賀へ戻り、ご長男が中学に入学されたタイミングで、ご転勤の可能性が低いと判断し、今回、ご相談にお越しになったのです。万一、次に転勤の話しがあった時には、ご主人さまは単身赴任の覚悟をされているそうです。
家づくりを考えてはいるものの、さまざまな環境の変化に対応しなければならない時期は、落ち着いて考えにくいものですが、それではなぜこのご夫婦は、今回、家づくりを進めると決めることができたのでしょうか。