土地購入から家づくりを進める場合には、土地が建築条件付き売り土地でない限り、土地と建築を依頼する先は別々の会社になります。土地購入から家づくりを進める方の中は、土地がけなければ家が建てられないと、土地選びばかりを先行して進める方もいらっしゃいます。
最初のトラップはここにあります。おっしゃる通り、土地がけなければ家が建てられないのは間違いありませんが、その土地は家を建てるために購入する土地ですから、購入を決定する時には必ず住宅会社や工務店と綿密に相談をした上で最終判断をしなければ、思わぬ失敗につながりかねません。
安全な方法で進めたいということであれば、土地については希望のエリアの相場感を養う程度に、どのエリアにどのくらいの面積で、どのくらいの価格の土地が売られているのかを知るという程度に留めておき、先に建築を依頼する住宅会社や工務店などの検討を進める方が、失敗する可能性は低くなります。
なぜなら、家づくりをする方は、土地の価格も気になることと思いますが、最終的に家づくりの総額がどのくらいになるのかが最も気になるはずです。土地の価格はネットで知ることが出来ます。しかし自分たちの希望する家の価格は、住宅会社や工務店に相談しない限り分からないからです。
家の価格が分からないということは、家づくりの総額も分からないですから、仮に目の前に気になる土地が現れても、普通の人は購入するか見送るかの判断が出来ません。どうしようかと迷っているうちに、いつの間にか売れてしまってネットから消えてしまったというのは、よくあるお話しです。