例えば不動産業者へ賃貸マンションを探しに行ったとしたら、業者はレインズで空き部屋を探してくれますし、土地選びの相談をすれば、レインズで条件に合った物件を探します。また自宅の売却を依頼すれば、ほとんどの場合はレインズに登録されることになります。
実は売却依頼時に、不動産業者が出す査定もレインズの情報を基にしていて、直近で近隣の条件の近い物件の成約価格を元に査定額を出しています。どこの不動産業者もレインズを使っていますから、査定額もほぼ近いものになるという訳です。
こんなに便利なシステムなのですが、レインズは不動産業者専門のサイトですので、残念ながら、一般の人が目にすることはできません。どこの誰の不動産が売りに出ているとか、いくらで売れたというのは個人情報ですから、所在地さえ分かれば、登記記録で所有者も調べられてしまうため、誰もが見れてしまうのは問題があるためです。
ただしプロ向けのレインズについてはという意味です。プロ向けのレインズ以外に、一般の人が誰でも閲覧できるレインズもあります。この2つのレインズは、入り口は違っても同じデータを参照しています。
リンク>>>一般の方向けレインズ
ただし、プロ向けのレインズが100%の物件情報を閲覧できるとするならば、一般向けのレインズで閲覧できる情報は、約40%くらいに制限されていて、成約時期、沿線、最寄り駅、築年、平米数、間取り・成約価格等で、個人情報の関係でマンション名や詳細な住所は掲載されていません。
現在販売されている不動産情報の閲覧はできないため、販売中の物件が見たいという方にはあまり役立ちませんが、より有利に物件購入を行うため、不動産価格が本当に適切なものかを自分で判断するためには良い情報です。