土地のメリットとデメリットを考え、ある程度納得している人でも決断できない場合があります。そのような時に重要なのが、土地の持つ環境と、土地の周辺に住む人のチェックです。土地の持つメリットデメリットのほかに、土地が持っている環境や土地の周辺に住む人にフォーカスすることで、違った視点に目が行き、決断できるようになります。
土地の持つ環境で、最後に念のため考えて欲しいのは、防災に対する可能性です。特に、地震については防ぐ事はほぼ不可能ですが、豪雨による水害については、どの土地を選ぶかで、災害に遭うか遭わないかをコントロールすることができます。各地域ごとに作成されているハザードマップや防砂マップで確認することをお勧めします。
また土地の周辺に住む人にフォーカスすることも、最終段階での決断では大事な材料になります。購入予定地の周辺にどのような人が住んでいるのか。
実際に訪問し、どのような人が住んでいるかを確認することが、間違いないですが、そのようなことをしなくても、周辺に住んでいる人の庭を観察したり、ごみステーションを観察することで、どのような人が住んでいるかを想像することが可能です。
しっかりと手入れの行き届いた庭に住んでいる人や、ゴミステーションなどがきれいに整理されている街は、その後のトラブルの可能性も少なく、良い人間関係が築ける土地の可能性が高いです。